レンタルグリーンの山田です。
今回紹介する植物はショウナンゴムです。
ゴムと名前がつくだけにゴムの木の種類になりますので、特徴をお伝えいたします。
ショウナンゴムの特徴
いろいろ紹介してきました、ゴムの木の仲間でもゴムの木なのかな?
と疑うような、すこし明るめな細長い葉が付いているので涼しげな印象を与えてくれる特徴のショウナンゴム
幹肌は茶色で白く班点があります。
繊細な雰囲気があるのにゴムの木のなかでもわりと耐陰性も強く、葉が落葉しづらいのも魅力。
寒さにも比較的強く、ボリュームがあるのですが見た目よりはすっきりしていて
置き場などには困らない扱いやすい品種です。
ショウナンゴムの由来
僕が初めてこの名前を聞いたときには【湘南ゴム】だと思いました。
関東の湘南という海が有名で海塩に強く、強靭な植物なんだと調べるまでは知りませんでした。
湘南ゴムは最近の漢字でして、昔は昭南ゴムと書かれて流通していたそうです。
ちなみに学名はフィカス・ビンネンディッキー(Ficus binnendijkii)と呼ばれており
漢字で書かれている【昭南】と【binnendijkii】に共通の意味があるのがポイントなのです。
原産地は辞書には書かれておりませんがおそらく、東南アジアだと思われます。
昭南というのはシンガポールのことを意味しており、旧大戦時に日本統治下であったシンガポールの呼び方らしいのです。
その昭南から伝わったゴムノキだから昭南ゴムノキと言われているものです。
それから暫く時間が流れ大戦時の名残をそのまま表記していることに疑問を感じた機会から
湘南の当て字を当てられて湘南ゴムノキと呼ばれています。
漢字からもいろいろな意味が繋がってくることがわかるのは不思議だなーと感じます。
今回はショウナンゴムをご紹介いたしました。
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